虚構日記

数年前に描いた文やふつうの日記を描いております。若干右寄りだったり制服フェチです。

人外ポルノ小説


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「アヌビスの野望」 戸田ゆうき


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※濡れ場注意。去年描いたアナログのラフ漫画を小説にしたものです。

 

 ーー3000年も昔。 


 砂塵が巻き起こる砂漠の中心地に。


大きなピラミッド神館が立ちそびえていた。

 
その巨大な門には、守衛兵の大男たちが、剣と盾を持ち、番犬のように立っていた。

 


彼らの守る門の奥には、王族の荘厳な居住区が広がっている。


あたりは夜の闇に閉ざされており、家臣や召使は眠っている頃だろう。

 


薄暗い広い地下室にはぼんやりとした明かりが点っている。

 

 
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そこには長身の体躯の良い男が直立していた。

 


高く美しい鼻筋は、ランプの灯りに照らされ、はっきりと月のような気高い美しさをあらわしていた。

 


彼の褐色の肌には豪華な肉体美があり、若々しい筋肉と。

 


さらに整った顎には薔薇のような唇に青い目が際立っている。

 


いかにも女受けしそうな彼は、絶世のイケメンであった。

 
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のちに彼の血筋を知れば、それもその筈だと納得するだろう。 


異形な点をあげるとすれば。


彼は見たこともないような狼の耳がついた覆面を被っていた。

 


くわえて手には重そうな本を抱えている。

 


獣の皮で丁寧につくられた覆面は、地下室の壁画に描かれた「アヌビス神」によく似ていた。

 


まるでエジプト神話から飛び出てたかのような神秘的な美しさだった。

 

 
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「この俺が、必ずこの腐った世界を滅ぼしてやる…!」

 

裂けそうなほど口角があがった彼は、

憎しみを込めて呟いた。

 

 

 ーー 彼の名は アヌビス・カーメン二世 。

 

 

王族の血を受け継いだ彼は齢24にして、すでに暴君としての頭角をあらわしていた。

 
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彼が手にしていたのは、古く汚れた一冊の分厚い伝説の書だった。

 


その一ページをめくると、顔色がみるみるうちに変わった。

 


「よく見ていろ愚民共。やっと貴様らの死に絶える日がついに来たのだから。

最後は笑って死ぬがいい!あははは! 」

 


狂気じみた高笑いがこだまする。

 


今度は闇の中へと歩きだし、陽炎のようにユラリと消えてしまったのだった……。

 


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ーー 古より5000年も前から伝わる伝説の神話の書によると。

 

 

破壊神である伝説のドラゴン

「バハムート」を蘇えらせた者は、この世の神になれるという。

  

 

今まで幾度となく野心に満ちた男たちが伝説のバハムートを復活させようとしたのだが、

 


すべての者が失敗に終わってきた。

 


だからこそアヌビスは、誰よりも自らが神になりたかった。

 


中途半端な悪人の様に、この世の富や名声など陳腐なものはいらぬ。

 


ましてや一国の王という地位すら安物の装飾品に過ぎなかった。

 


欲しいのは、永遠の命。そして全てを燃やし尽くす、力だ。

 


世界の最果てにあるといわれる、神々も恐れるような雷雲の天空。

 


そこにバハムートは眠っている。

 

 

 

 だが、復活の儀式は難を極めた。

 


朝から晩まで誰もいない地下室で瞑想を100日間。

 


そして、残りの50日は、手に入れたバハムートの鱗めいた牙に、強い願いを込めて拝むのだ。

 


簡単に思えるかもしれないが、これは自身の心との戦いだ。

 


もちろん食べること、飲むことも禁止された。

 


意識的な断食は、凡人を遥かに超えた精神を司るアヌビス王ゆえに出来たことだった。

 


さらにエジプト国の政治をほったらかすとは、王の自覚は毛頭に消え失せていた。

 


代わりの大臣が棚から牡丹餅とばかりにいまは政権を握っている以上。

 


いつ民衆の暴動が起きてもおかしくない事態だ。

 


亡きアヌビスの父母はおろか、王族の血を分けたるものたちが、国の存続を危惧し始めた矢先のことだった。

 

 

 

 …地下室で召喚の記号が書かれた地面の上で、ひたすら瞑想に励む夫の身を案じていたのは、妻のクレオパトラだけだった。

 


イスラム出身の彼女は、漆黒のベールに頭や口元などを隠していたが、

 


アヌビスが認めるほど美しい女だった。

 


黒いドレスを身にまとった彼女は、いそいそと地下室にむかった。

 
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アヌビスの後ろ姿を見た彼女は、たまらず固く閉ざされた鍵をこじ開けた。

 


そしてすぐさま振り返りもせぬアヌビスの背中に走ると、思い切り抱きついて泣きわめいた。

 


「あなた、もうやめて、こんなことは!目を覚ましてちょうだい」

 


悲しみにくれる妻、クレオパトラの涙がアヌビスの肩を夜露のように濡らした。 

こうして彼は、ようやく哀れな自らの妻に冷たい目をむけた。

 


クレオパトラは夫のなだらかな肩を撫で回すと、半ば呆れたようにため息をついた。

 


「あぁ、こんなに痩せてまでかわいそうに…。

 


…そうよ。神話なんてどうでもいいじゃない!

私たち夫婦の幸せだけで充分なのよ!」

 


クレオパトラは存分に叫ぶと、アヌビスの同意を求めた。

 


ところがアヌビスの乾いた唇から答えはでなかった。

 


痩せ細ったアヌビスを、王女である、妻のクレオパトラはひどく心配していたのだが、彼には心底うっとうしかったからだ。

 


しかし、アヌビスは彼女の涙をそっと指で拭った。

 


クレオパトラはアヌビスの首をもう一度強く抱きしめた。

 


二人は数ヶ月ぶりに接吻を交わした。

 


今年の春に結婚したばかりの新婚だが、とうに夜の夫婦仲も冷え切っていた。

 


「そのうちわかるさ。

どうしてこの神話にいっさい関係のない俺が、数千年もの眠りについたバハムートを蘇らせようと躍起なのか」

 

 

 

 

 

「分かりたくもないわよ!

あなたはそのイケメンな顔立ちに合ったような、もっと理性的でCOOLで、私にだけセックスして尽くしてくれる、完璧な夫を目指すことだけ考えればいいのよ! 」

 


彼女は感情的になり、ヒステリックに大声でわめいた。

 


地下室に妻の心の叫びは反響していったが、夫は馬の耳といったところだろうか?

 


呆然とある一点を見つめ、空腹で混濁とした意識の中も、ただただ復活の儀式の完成を祈っていたのだ。

 

 

 

  しかし人間とは不思議なもので、飢餓一歩手前の極限状態にかかわらず、良い女を前にすると煩悩に支配されるのだろうか。

 


 突然アヌビスは地下室の汚れた床にクレオパトラを押し倒した。

 


「なにをするの」

 


驚いたクレオパトラの小麦色の胸がはだけ、豊かな乳房があらわになった。

 


アヌビスは氷のように冷たく青い瞳でじっと見下ろす。

 


やがて愛する妻の頬を撫でると、耳元に甘い声で囁いた。

 


「…わが妻クレオパトラよ。

お前ほど気立てのいい美女はこの世にいない。

最後にお前をこの俺に抱かせてくれ。

 神話どおりに儀式が終われば、俺は死ぬ。

きっと今夜がお前と契る最後の夜になるだろう」

 


クレオパトラは余りに夫が真剣な顔なものだから、息を呑んだ。

しかし力強く抱き締められると、この上なく嬉しそうにこう言った。

 


「…ああ!なんて強引なのかしら。待っていたのよ、ずっとあなたをまち焦がれていた!

抱いて!アヌビス」

 

 

 

 かくして洋画の濡れ場よりも激しいセックスが始まった。

 


地下室に激しい接吻の音が荒い息と共に聞こえる。

 


彼らの脚は蛇のように絡み合い、一つになった。

 


やがてアヌビスは股ぐらの男根を取り出すと、クレオパトラの黒く茂った陰毛の割れ目に、乱暴にぶち込んだ。

 


「あぁん。すごくきもち良いわ」

 


獣のようにはぁはぁと喘ぎ声がひときわ高くなる。

ヌメリと光沢のある大蛇のような男根は、妻の膣口を犯す喜びを楽しんでいた。

 


「ああ!アヌビス、素敵よ。あなたのキングコブラがもっと欲しいの! 」

 


激しく肉と肉がぶつかり合い、無防備に豊満な乳が揺れる。

 


アヌビスはそれを鷲掴みにすると、赤ん坊のように口に含んで強く吸った。

 


「あんん…。もっと吸ってえ」

 


乳首をころころと軽く甘噛みすると、良く膣が締まった。

アヌビスが激しく腰を抜き差しすると、クレオパトラのだらしない売女のような顔が見える。

自らに身を委ねる妻のあどけなさに、愛おしさを感じるに充分の一時だった。

 


「相変わらずとんだ淫乱だな」

 


逃げられないようにクレオパトラの足をガッチリと持ち上げ、餅のような柔らかい尻を撫で回し、ひっぱ叩いた。

 


腰を何度も打ち付けると、アヌビスの汗が滴り落ちた。

 


イスラム移民のクレオパトラは、厳格な家庭で育った幼少期を思い出しながら、

背徳感のある快楽の波に身悶えした。

 


「アッアッ、んん!すごい。あなたのおちんちんがぎゅって奥にまで入って来る…。

おねがい。子宮にもっとおちんちんでキスしてぇ! 」

 


あまりの気持ちよさにオルガニズムに達しった彼女の頬に涙が伝った。

 


薄赤色の牡蠣のような濡れた女性器に、下品な音を立て、白い男根が上下する光景は。

彼らにとって最高にいやらしい情事だったろう。

 


 まさに結婚してからはじめての幸せの湯悦であり

女にとって愛する男に抱かれる喜びをクレオパトラは噛み締めていた。

 


「愛している。クレオパトラ

 


 澄んだ青年らしい声だった。

 


荒い息で、「…ええ、私もよ」とクレオパトラが短く答えると。

 


アヌビスは気持ち良さそうに中に果てた。

 


………。

 

 

 

「これで私達の赤ちゃんができたかもしれないわね」

 


うふふ、とにっこり微笑む妻の目も見ず、アヌビスがゆっくりと男根を引き抜くと、白い精液がどろりと糸を引いた。

 


頬の赤くなったクレオパトラは、うっとりとした恍惚の顔で、自らの膣から流れ出る精液を眺めた。

 

 

 

 久々の情事というのに、余韻にひたる暇もなく、アヌビスは冷たくクレオパトラから腕を離した。

 


「…なによ、やけに冷たいじゃない」

 


不満げな妻を尻目に、そばに置いてあったネグリジェのドレスを渡すと、腰巻きを履いて甘い時間を一掃した。

 


「いいか、この子供の目に焼き付けてやるんだ!

父親はこの世の神になりし男だと。

たとえ俺が失敗して死んでも、葬式などあげなくてよいからな」

 


若き権力者は、愚劣に吐き捨てると地下室を出ていった。

 


冷えた壁画の中心に取り残されたクレオパトラは、その後ろ姿に呆然と地面に座り込むしかなかった……。

 

 

 

 


二章 「失敗」

 


 

 時は流れ、儀式は最終段階を迎えてようとしていた。

 


地下室には、これまでの面影のないアヌビスが、狂人のようにバハムートの巨大な一本の牙の前に禅をくんで座っていた。

 


24とは思えぬほどシワだらけになった手は、合掌の姿勢のまま動かない。

 


この半年で肌は衰え、老人のように骨と皮だけになってしまったのだ。

 


遠い異国のジャパンという国の修行僧らは、このように絶食して精神を清めるというが、一方で彼は邪悪な心に満ちていた…。

 


突然、凄まじい勢いの雷光が光った。

 


面食らったアヌビスは腕で目を覆った。

 


「一体なんだ! 」

 


彼の叫びを嘲笑うかのように、さらに不思議は重なった。

 


光が消えると、目の前に見たこともない異国の金髪女が現れたのだった。

 


その女は硬いウロコの鎧に身を包んでおり、本来の耳の位置には、ドラゴンの角が立派に生えていた。

 


彼女は凛とした目で驚いたアヌビスを見つめると、女神のように微笑んだ。

 


「蘇らせてくれてありがとう。

 


私の名は バハムート。

 


勇者の手によって封じられていたドラゴンです」

 
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信じられないようにアヌビスの口はポカンと間抜けに空いていた。

意外と立ち直るのは早く、平常心をもったアヌビスは力強く目の前の彼女を指差した。

 


「なぜお前は人間の女の姿であるか?

神話には書いていなかったぞ! 」

 


怒鳴り声もかすれ、すでに肩で息をしていた。

 


小悪魔めいた口元をゆるめ、腕を組んだ彼女はこう言った。

 


「それはあなたが欲望に支配された心の持ち主でしたので、私の魂が女人へと具現化されたのです」

 


意味深な言葉に、アヌビスの耳が動いた。

 


「なんだと。この俺が欲望をだって……!?」

 

 

 

「はい。なぜならば貴方は、こうやって復活の儀を行う間も、女人のやらしい妄想をしていましたもの。

 


ほら、お后のクレオパトラ様との最後の情事を、何度も思い出していたじゃありませんか? 」

 


意地悪く笑うバハムートを、アヌビスは腸が煮えくるほど殺したかった。

柄にもなく彼の頬は見る見るうちに真っ赤に高潮していった。

 



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「…ふざけるな貴様!これだけの断食に耐えうる男だぞ。煩悩など忘却に朽ち果てたわ!女など……! 」

言い終える間もなく、アヌビスはギョッと目を見開いた。

 


目の前のバハムートが、硬い鎧の装甲を脱ぎ始めたからである。

 


「…おい。やめろ。今すぐ服を着ろ! 」

 


後退りする彼の必死な制止も気に留めず、バハムートはついに柔らかな陰毛の生えた割れ目まで見せつけた。

 


大きな音を立てて、地面に重い鎧が打ち捨てられると、真っ白な金髪美女のおおきな乳の揺れる裸が立っていた。

 


アヌビスはつばをごくりと飲んだ。あの日最後に見た妻の裸とは違う、また別の色気があったからだ。

 


「…畜生。爬虫類の分際で、人間様に生意気を言うとこうなるんだ。貴様を犯してやる、バハムート!」

 


アヌビスは死に際の騎士よりも早くバハムートに激しく抱きついた。案外いとも簡単に押し倒すことができた。

 


ヒイヒイと過呼吸になりながらも、血なまこでこの女の豊かな乳房にむしゃぶりつく姿は、いったい誰が想像できただろうか?

 


だが奇妙にもバハムートは怒る事もなく、悲鳴なども上げず、母親のようにアヌビスの頭を撫で回したなだった。

まるで赤ん坊に乳を与える聖母マリアに重なって見えるほど、慈愛に満ちた顔だった。

 


やがて乳房を飲むアヌビスの勃起した男根に手をやると、彼女は柔らかな陰毛が茂る、

濡れた膣に押し込んだ。

 


「さあ、あなたの精力を全部私にください。これで契約終了ですよ」

 

 

 

つづく