虚構日記

数年前に描いた文やふつうの日記を描いております。若干右寄りだったり制服フェチです。

警官がAVに出演するポルノ小説

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あれ、男ってかわいいのかも……。


そう思うようになったのは。

きっと奴のせいだろう。

舞台はいまから十年前にさかのぼる。


95年の7月下旬、まさに俺のすごした青春期だ。


現在の薄いスマートフォンに比べ、この時代はごつい携帯やパソコンが主流だったと回想する。

当時の俺は、ウジテレビのカメラマンとして、全国ロケに従事していた。

いわゆる国民的放送局だが、裏方の若手なんぞ、雀の涙の給料しか貰えなかったのがここだけの裏話だ。 


まだ青臭い愚鈍な男にでさえ、春はくる。

そのきっかけは友人だ。

ある友人の溝口は、熊のような巨漢の持ち主だった。

この溝口は外見通り、根っからのゲイであった。

ひょんなことからホモっ気に片足を突っ込んだらしく。

ヤクザのおっさんと駆け落ちに至るような経歴の持ち主だ。

溝口は社会人三年目でとつぜん退職し、早々にゲイビデオ会社へ転職した。

彼らしく、自分の天職だと張り切っているのは目にみえてわかったが、若さに忠実な男だった。


熱い夏の昼下がり。

あのときも溝口に呼び出され、

彼の反骨精神の聞き役に徹したと思う。

溝口はゲイビメーカーのスカウト役を買って出たそうだが、

上の方針との不一致でよく揉めていたそうだ。

アダルト産業はあまりにも薄利多売主義であり、良質なビデオが少なすぎるとも彼は嘆いていた。


「ったくいまは保守的すぎんだよな。

つーか、そもそもつまらねえセックスが受けるわけねえじゃん。

だから俺さ、単発でもいいから、自分の企画で受けてえんだよね。わかるか?」


照り焼きバーグを食らう溝口は、熱く語った。

なんとなくその熱意は賛同できるのだが、溝口とは垣根をへだてた業界に俺はいた。

理解も反論も五分五分といったところだ。

でも、あとで何かとうるさい男なので、上の空で相槌を打つ程度でおわった。


もともと俺はゲイではない。


かといって異性愛者かと問われれば疑問に思うが……。

べつだん女に対する愛を感じたことはなかった。

いままで幾度となく女は抱いたが、心の穴はいつも埋まらなかった。

彼女らといくら肌を合わせようが、空虚なものがそこにはあった。

溝口の属していたゲイビ会社はわりと有名らしく、その手の男なら大概知っているトコらしい。

現在ではネットのダウンロード販売でなんとか成合を立てるのがやっとだが。

仮の企業名として、「ケツマンポ」としておこう。 

このゲイビメーカーは、バブル崩壊後にもかかわらず、

業界では大手だったため、中々の売り上げであった。

ただ低予算の関係上、少数精鋭が基本である。

スタッフも男優も、その基本給を分け与えるだけでも厳しいのが現状であった。


ファミレスでの会談から数週間後。


使いなれない携帯に、溝口からの着信があった。

こんな夜更けにどうした、と尋ねる俺に、奴はカメラマンが欲しいと頼み込んできた。

「頼むよ今週さ!一時間でいいから!
抜けた奴の代わりに撮ってくんねえかな。
もうおまえしか頼めるやついねえんだもん、
なあなあ、おねがいだよ! 」

話によると、数少ないカメラスタッフが自主退職したらしく、

撮影に間に合わないということだった。

高校からの親友に泣き落としされれば、見捨てるのは無理だ。

そんなこんなで、やっと手にいれた貴重な休日を削ってまで、やつの仕事場まで出向いたわけだ。


某ゲイビ会社は雑踏する新宿ビル内にあった。


地下鉄から20分後には、こじんまりとしたフロアーに到着したのだが、  

とてつもなく殺伐とした雰囲気だった。

面子は強面のヤー公みたいな男だらけで、
 
裏業界の肉食獣といった感じだ。

不足の代行として現場には参戦したのだが、わりとみんな気合いが入っているのは良かった。

社員同士の挨拶もそぞろに、唯一の顔見知りの溝口から、今回の訳あり情報をささやかれた。


「おい、喜べよ。今日の素人はお巡りらしいぜ。
しかも上物で、結構かわいいらしいんだと。
へへ、たまんねえよなあ」

スケベな笑みで溝口は生唾を飲み込んだ。

奴はノンケの俺を、いつのまにかゲイ友だと勘違いしているようが、

もはや同期のよしみで許した。

「ふうん、現職で顔だしとは、度胸あるね」

あたかも興味ない風に装うと、溝口はつまらなそうにちぇっ。といじけた。

俺もどこか制服には興味もあったものの。

フェチズムとまではいかなかったので、正直無関心だった。

ましてや同性である。

先天的な異性愛が、興奮する筈はないとタカをくくった。

やはり俺は、男に決して興味はなかった筈だ……。


一時間後には、男優たちが現場入りした。


その中で一人、直視できないほど端正なイケメンが混じっていた。

あ、この男が溝口のいっていた男だなと、すぐさま理解した。

アナルセックスの撮影では、必ず事前に性病の検査と、腸内洗浄を義務付けている。

そのため今回も、男優とスタッフとのおおまか打ち合わせをしていたのだが……。

着替えということで、  

警官はその場で大胆にも脱ぎ始めた。

……みるみるうちに、チンポがじんじんと熱くなっていくのがわかった。

はげしい動悸の中で、俺の中で性欲がうごめいた。

撮影のセッティング中、ちらちらと彼の裸を覗き見してみたものの、やはり凄かった。

ガッチリとした男らしい筋肉に反して、女のようなだらしない尻が不思議とエロいのだ。

一体あの軍人のような腰回りは、女相手にどんなセックスをするんだろうか。

ひどく下品な想像に取りつかれる程だった。

嗚呼、こんなイケメンに抱かれる女がいるなんて、うらやましいよな。

ひどい熱に浮かされたように、ぼーっと見つめてしまったせいか、目があってしまった。

慌てる挙動不審な俺をじっと見て、

彼はニコリと屈託のない笑顔を返してくれた。

恋に落ちたかのように頬が蒸気した……。

男が惚れる男って、いるんだなあ。

学生の始業式みたいに新鮮な気分だった。

「今日はよろしくお願いします」

名前も知らない警官は、撮影陣にぺこりと頭を下げる。


ついにぞ撮影を開始したのだが。
 

出演者には演技指導もクソもない。

三人の社員である、年期のはいった男優たちは、ほんとうの強姦魔のように警官をレイプした。

ただそれだけだ。
 

文章に起こせばその程度の茶番だろう。

アダルトビデオの撮影など単純なもので。

カメラワークは、俺ともうひとりのベテランのみだ。

地方ロケやら都内グルメなんかは疲れるが、 

これは動きが一定の分、俺としてはかなりありがたかった。


背負うレンズで彼らの結合部をうつせば、

淫乱な雄マンコは売春婦のようにむさぼるのだが。

これらは生まれて初めて見る世界観だった。

最初の男優に中出しされたマンコは、ザーメンで白く染まっている。

警官の女のような尻たぶは打ち付けられる度に赤み指した。 

パコパコと男優は重厚な音を立て、殴るようおもいっきり腰を打ち付けていた。

嫌悪した表情の警官は、うっすらと涙を浮かべながら、悲哀の海におちてゆく……。


たまらない。


ごくりと唾を飲み込んだ。

男と女の情事より、なぜこんなにも興奮するのだろうか。

恐る恐る、自身のイチモツへ目をやると。

ハッとして目を見開いた。


硬く勃起したナニは、ズボンにテントを張っていたのだ。

認めたくはないが、カメラマンとしての真意を見いだした瞬間だった。


「お~おっおっあ~、おマンコきもちいいなおらおら。」

粗暴で気色悪い声を発する男優は、

警官のたゆんだ尻を強く平手打ちすると、

スケベに彼の桃尻を撫でまわした。

「ああっ…痛い」

警官の一声に、上下運動と尻叩きは調子づいた。

スパンキングする度よく絞まるのか。

汚ならしい男優は、気持ちの悪い笑みを浮かべながら腰をふった。

さらに奥へ奥へと突こうと、

一番おマンコを掘り尽くせる体勢へと、

男優は腰を沈める。

「ほらほら、チンポがこんな奥まではいってるぞ、売女野郎」

この猛攻には、警官も射精寸前の快感だったろう。

「あ~!あっあっ」

表面上は嫌がりながらも、ひときわ高く喘ぐと、ムッチリした大胸筋が激しくゆれた。

中年の汚い男優は、それを乱暴に鷲掴みすると、  

赤ん坊のように乳をむしゃぶり吸った。

するとよりいっそう苦悶の悦を浮かべ、警官の美しい太ももはもだえた。

俺が胸のうちで求めていた凌辱は、ここに在るのだろうか。

攻めの男優の汚ならしい尻をドアップし、雄マンコに抜き差しする姿を執拗にとらえる。

セックス中、男優はくねくねといやらしく中を掻き回し、穴をほじくった。

そんな犬のようにピストンを繰り返す男優の攻撃的なセックスに、警官はメロメロになっていた。

三人の男に掘り倒されることにより、屈辱的な強姦は、本来の交尾へと躍進していた。

チンポの根元まで白くなったど迫力ファックは衝撃だった。

場のベテラン陣までもが息を呑んだのである。


俺があの警官を犯したかったなあ。


なんてのが頭をよぎるくらい、警官のおマンコはエロく感じたのである。

下品でエロい体位が眼前に写し出されれば、そりゃ誰だってドキドキするさ。

屈強な男達に輪姦される警官のすがたは、
なんともかわいかった。

まさか男を一度でもかわいいと思ってしまうとは。

ほんとうに信じられなかった。

今までの俺は、この日を境に跡形もなく瓦解してしまったのである。

 

すべてを録画した撮影後。

先ほどとは打って変わり、和やかな空気がテナントビルの一室を包む。

お目当ての警官くんは、残念ながらシャワー室に消えていたのだが。

さきほどの姿が目に焼き付いた俺は、とてもスリルな行動に出た。

誰にもばれないよう、奥まった部屋の隅にある脱衣所に忍び込んだのだ。

筋肉を彩ったシルエットは、透明なドア越しにうっすらと見えていた。

当然。忍び込んだ人影に、彼は気づいていたのだろうが。

 
激しい水流で体を洗いながら、あえて終始無言だったとも覚えている。

動悸は高なり、冷や汗をかきながら、俺はズボンのポケットから、くしゃくしゃの紙を取り出した。

携帯番号をかいたメモ用紙を、そっと彼のシャツの下に潜り込ますことに成功したのだ。

すぐさま静かに抜け出すと、また団らんとした部屋にもどったのである。


その数日後。

仕事帰りの俺のもとに、一本の電話が入った。

「あの、もしもし」

チンポにグッとくる低い声が、耳を突き抜けた。

無意識に俺は股間に手を伸ばしていた。

「この間の出演者ですけど、えーと、その、あのときはおつかれさまでした」

若さを感じるぎこちなさに、胸が高鳴った。
 

爽やかな男らしい声も好感だ。

「うん、おつかれさま」

そんな感じの第一声を、やっとひり出すのが精一杯だった。

柄にもなく緊張し、なんとか冷静になりながら話しをつづけた。

あの日、TEL番号をみた彼は、現場の誰がくれたのか気になったらしく、かけてみることにしたのだそうだ。

俺のボクサーパンツは、すでにチンポが主張しはじめていた。

下着の上からなぞると、勃起したチンポを下着越しに撫で回す。

ビンビンになったマラからは、すでに我慢汁が溢れていた。


「なんか、口下手ですいません。おれ電話苦手だから、なんか緊張しちゃうな」

彼は笑いながらそういった。

釣られて俺まで笑ってしまう。

何だかたまらなくなり、乱暴に下着に手を突っ込むと、熱いチンポを上下にしごいた。

どんな他愛ない会話だろうと、ボロアパートの賃貸で発情するには充分だった。

かすかに息は漏れていたが、続けて俺は会話にいそしんだ。

思いもよらず、イケメンの警官とはなしてみれば、わりと好青年のようすで、ますます気に入ってしまったのだ。

同時に、警官から嬉しい知らせが入った。

「今週の土曜、もしよければお会いしませんか」

「えっいいのかい」

心臓が止まりそうなほど、俺はその誘いが嬉しかった。

当然のごとく承諾し、俺は彼と再開することにした。


時が経つのは早く。


都内の駅前にあらわれた彼の姿に、俺は二度も驚いた。

周囲が眼を見はるほどのイケメンだったからだ。

駅の売店前に佇む彼に、声をかけるのは相当の勇気が必要だった……。

通りすがる女どもは、性欲を孕んだ目で視姦して去りゆく。

近くにいた女学生の二人連れなどは、彼を遠巻きにゆびさし、思春期らしくあらゆる賛辞を口にした。

「ねえねえみて、あのひとめっちゃイケメンじゃなーい? 」

「ほんとだ!まじかっこいいねー彼女まちでしょあれわ~」

おどけたような黄色い声でわめきたてると、嬉々として去っていった。

そんな待ち人の元に登場するのは、この上なく後ろ髪ひかれる思いだったが、意を決した。

「ごめん、待った?」

ようやく声をかけれたのは、5分後のことだった。

嫌な汗でぐっしょりと背中を濡らしたが、彼は俺を見下ろすと、子供のような顔つきになった。

「あーようやく会えた~!ずっとまってましたよ! 」

彼はイケメンの余裕で、まったく気にしなかったのだ。

むしろ天使のような笑顔で、オタッキーな俺との再開を喜んでくれたのだ……。


さっそく喫茶店へと向かい、男二人で奥のテーブルを囲んだ。

彼の実名は守というらしい。

本職も警官らしく、まだ20の新人巡査だともはなしてくれた。

ゲイビには、小遣い稼ぎとストレス発散のために出演しているとも知った。

しばらく楽しく世間話をしていたのだが、

コーヒーを飲み干した守は、本題とも言える疑問をなげかけてきた。

「どうして俺に連絡先、くれたんですか」

一瞬どきりとした。

単刀直入に守は見つめてくる。
  

返答にはかなり困ったが、すこしして言葉は出た。

「君をかわいい、っておもったからかな」

俺は目をそらしながら、子供のように素直に答えた。

目線を上げると、守は頬を赤くして照れていた。

「嬉しいですね。そんなこと普段、滅多に言われないですから」

守ははにかんで笑った。
 

かわいい。

男らしい見た目のわりに、そんな無防備なところに、思わず惚れそうになった。

もちろん、その日のデート代は、ぜんぶ俺が奢った。

守は申し訳ないから払う、とは言っていたが、俺のほうが歳上なので、構わないよと流した。

映画館に買い物、夜景を見ながらディナー。

まるで恋人のように過ごした時間は、すばらしくたのしかった。

たぶん今までの彼女より、彼にはいちばん若さを感じていたに違いない。

24 にしてはおそい青春だったのかもしれないが、とにかく満足だった。

夜もふけた頃には、二人でビジネスホテルに泊まることにした。

もちろんフロントには、怪訝な目を向けられたのは事実であるが。

もはや男連れであることなど、なんら恥ではなかった。

鍵をあけ、中へ入ると、わりと綺麗な内装が広がっていた。

守は汗くさいからシャワーを浴びてくる、とはいったのだが、俺はすかざず強く抱き締めた。

すこし驚いた守の大きな尻に、俺のチンポをぎゅうーっと、しばらく押しつけた。

やがて彼のズボンの股間へと手を伸ばし、執拗にこねくりまわすと、おもいっきりチンポを握りしめた。

お、大きい! 

予測では、18センチは悠にありそうだった。

彼の巨砲は勃起していて、いますぐにも発射しそうなほど盛り上がっていた。

辛抱できなくなり、夢中で唇をむさぼる。

舌を吸ったり絡めたり、興奮は高まっていった。

守は嫌がる素振りもなく、俺の首にするりと手を回してきた。

何度も接吻を繰り返す。

突然、守は思い出したかのように、恍惚した最中でこう言った。


「じつは喜ぶかな、とおもって。あれ持ってきたんです」


守は意味深に微笑むと、ソファーの昼間さげていた鞄をがさごそとあさった。

そして、制帽をとりだしたのだ。

あっ!と自然に歓喜の声が漏れる。

チンポまでがそのアイテムに喜ぶ始末だ。

守は目の前でそれをかぶってみせると、俺に甘えたようにぎゅっとしがみついてきた。

「はやくエッチしましょう。もう俺我慢できないです」

188 センチもある彼は、俺を抱きしめ囁いた。

そんながっしりとした盾のような胸に挟まれ、つかの間の幸せを噛み締める…。

俺よりもガタイのいい男が、どうしてこんなにもかわいいんだろうか。

顔が熱くなり、俺はだまってうなずいた。

つい数ヵ月前までは、女相手に盛っていたはずだったのに。

一体おれは、どうにかしてしまったのだろうか。


照明を真っ暗に落とすと、二人のおごそかな儀式ははじまった。

守をベッドに押し倒し、裸の彼を舌でゆっくりと愛撫する。

豪華な肢体を横たえた彼の裸は、あまりに美しかった。

じぶんとは比べ物にならないほどの男だ。

昔みた彫刻のレリーフのような肉体である。

脛毛はもちろん、ワキ毛にしても、男のエロスを色濃く象徴していた。


逞しい胸板。腹筋。四肢の存在。

どれをとっても魅了された。

そんな彼のよく鍛えられたパイオツを、片手でそっと揉んでみる。

一見して鋼のような乳の感触は、なんとゴム毬のようだった。


えっ、こんなに男の胸って柔らかいの。


声に出そうになるほどの、新しい発見だった。

母性ある男の乳に、非常に感銘を受けてしまった。

揉むだけでは足りず、優しく乳首を吸うと、守の息は荒くなった。

「ああ、きもちいい…」

エロく切ない喘ぎ声をあげる守に、さらに欲情し、乳を舌で犯しまくってやった。

とくに乳首は性感体らしく、舐め回して吸うと、ぴくりと胸が震えた。

ついに愛撫は、彼の尻穴へとすすんだ。

恥ずかしがる守に無理矢理M 字開脚をさせると、こんどは強引に尻穴に舌をねじりこんだ。

尻毛がいやらしい肛門の穴を、おもいっきり舐めまわす。

玉の裏も、肛門も、チンポも、何もかもが丸見えで、チンポがそそりたつに充分な材料だった。

そして尻毛のおおい茂った雄マンコに、俺は遠慮なく唇を押し付けた。

きつく吸ったり、チュパチュパと下品に接吻をすると、上の口からはエロチックなため息が漏れる。

「ああ……それ、すごい良い…」

 
感じたような喘ぎ声に、ますます興奮した。

舌でいやらしく舐めまわすと、ローションを尻穴に塗りたくり、ずぷずぷと中指を挿入させた。

ああ…と漏れた喘ぎ声に、本数を増やすと、
さらに手マンを加速させた。

グチョグチョと音を立てる度、守はかすれたような喘ぎ声を出しつづけた。

脇にあるランプの暖かな光は、その肉壺の出し入れを、いつまでも怪しく照らしてくれていた。

ハァハァと息を吐く守を仰ぎ見て、俺は意地悪く手を止めた。 

すぐに守は悲しそうに俺を見つめる。

「もうやめちゃうんですか」

物欲しそうに尻穴もパクパクと息をする。

でっぷりとした丸い尻が、目の前に強調されているというのに、中断するわけがない。

「守くんもそろそろチンポが欲しくなってきただろ。だからいれてあげようとおもってさ……」

そう言って、俺はチンポにもローションを垂らし、守のマンコに先っぽをあてがった。

 
「ああ!すっごくイイ!」

あっという間にズプズプと、いきりたったマラは雄穴の中に消えていった。

たやすく侵入したチンポを、ゆっくりと押し込んでいく。

やがて激しく上下に腰をグラインドさせた。

チンポを穴に叩きつける度、守の大きな餅のような尻が、女のようにやわらかく揺れる。

それでも容赦なくパンパンと打ち付けると、喘ぎはさっきよりも激しくなる。

もう逃げられぬよう、完全な種付けの体位で及んでいた。

脳裏に、ふとデジャブ感が身を表した。

そうだ、あの日の撮影会のように。

俺はついに、念願の彼を犯すことができたのか………。

まるで手の届かぬマドンナを犯したかのようなエクスタシーに、ひとり猥褻な笑みを浮かべながら、悟られぬよう快感に浸った。

「あっあっあっあっあっ!」

壊れたラジオのように、途切れ途切れに守は乱れる。

金玉の限界はきていた。

「あっ…もういきそうだ」

眉をしかめ、俺は情けなく呟いた。

「いっぱい出してくださいね」

ウットリとしたような顔で、守は俺の尻を女房のように撫でた。

そんなぞくぞくとするような背徳感に、愛の言葉などいらなかった。

ご要望どおり、俺は彼のマンコに暖かいものをたっぷりと注いでやった。

中出しの快感を、はじめて味わった日だった。

最後まで残りのザーメンを出しきると、ゆっくりとチンポを引き抜いた。

雄マンコからは、白いザーメンがどっぷりと淫売にこぼれ落ちていく。

男を犯したあとには、何とも言い難い支配感への悦楽にとらわれた。

シーツに垂れる精子をぼんやりと眺めながら、俺たち二人は、また熱い接吻を交わした。


5回戦の中出しセックスを終え、疲れきった二人はベッドに寄り添い、いつしか寝てしまったようだった。

翌日の朝、守は疲れたようすで先に起き上がっていた。 

エレベーターの中で、彼は一階のボタンを押しながら、寂しそうに呟いた。

「きのうはすっごくよかったですよ。また、俺のこと抱いてくださいね」

哀しいような、嬉しいような、複雑な気持ちでその言葉を受け止めた。

こいつを抱きしめたまま、死ぬまで二人で歩いていきたいと思ったが。

センチメンタルな別れ際、彼はかがんでキスしてくれた…。

そんな嬉しいハプニングに、馬鹿みたいに照れてしまったっけ。


それから数年間。

彼と何度もセックスを交えた。


いつしか守は、俺に惚れているような言動だったり、態度になっていた。


俺の小さな夢だって、かっこいいね、と言って応援してくれた。


だが、俺には迷いがあった。

彼と同棲したかったのだが、それは仕事柄、局は許してくれなかった。

時には地方に出向いて、寝ずに撮影に励んだりと、不規則な生活は続いていたし。

収入も独り身にしては哀れなもんだった。

男女の色恋より、男との恋は呆気ない。

結局、カメラマンとしての仕事を選んでしまったのだ。

おたがい東京で働いていた訳だが、ある年。

いきなり守は実家のある隣県に勤務地を移したのだ。

その頃には互いに忙しくて、電話をする余裕もなくなっていたし、後から引っ越し先を教えられた位だったから、仕方がない。

まあ両親も高齢らしかったので、若人にしては賢明な判断だったろう。

でも。いまだからこそ言えるが、

当時は誰を失ったときより、ひどい寂しさと後悔におそわれた。

もしも守が女なら、結婚でもして繋ぎ止めることができたのに。

三十路を過ぎた今でも、その念は消えない。

微弱ながら、いまだにすこしだけ交流はある。

といっても、年に数回電話をする程度だ。

さらに毎年、正月には年賀状が送られてくる。

そこには幸せそうな家庭を築いた守の姿が写っている。

まだ若いけれど、父親として、仕事や育児に奮闘しているそうだ。

とても良い嫁さんを見つけたらしく、

もうこちらの世界にもどるつもりはないのだな、と俺はなんとなく察した。

4つ歳上の俺は、34になったが、いまだ独身で細々と暮らしている。

放送局もとっくに退職し、あるゲイビ会社の専属カメラマンになっている。

そこは大手ゲイビメーカー。

「ケツマンポ」。

冒頭で紹介した溝口部長と、いまでは肉体関係を持っているのが近況といえるだろう。


あの日みた若い男色家は、二児の父親になり。

ノンケだった俺自身は、どっぷりとそっちの気に染まってしまった訳だ。


現実は小説より奇なり。


とはまさにこのことだろうか?

俸給は相変わらず少ないが、零細企業なりに、前よりかは生き甲斐を感じる仕事ではある。

今日も薄暗いビルの照明に照らされ、男たちは交尾する。

そんな熱い連結を、俺は死ぬまで撮り続けるのが本懐だとおもっている。

昔の俺みたいなやつが。

いつか男の魅力に惚れる日がくるなら。

きっと俺の仕事は価値があったんだろうと思う。

「あ~っいきそー」

男優の素人くさい演技もなにもかも。

いつだってレンズ越しに、あの日の俺らへと変わってゆくのだ。

屋外とさして変わらず、スタジオにも男の汗と熱気が、むんむんと立ち込める。

熱くて堅い、チンポと尻穴の共演は、

果てしなくつづく。